CHEF & BLOGGER
2016/06/30
自分でさばいたお魚と、お鍋で炊いたごはん。和食の基本とも言えるそんなメニューのお料理教室が、西荻窪「松庵文庫」さんで開かれました。
ご指導いただいたのは、うすいはなこ先生。日本料理店で修行を積まれたのち、日本の行事をつなぐ活動を行われています。
今回の教室では、生徒のみなさんに一人一匹のアジを実際にさばいていただきました。内臓を出すときは、まな板に新聞紙を敷いて。まな板を汚さず、ゴミをそのまま包んで捨てられます。
三枚おろしの鮮やかな包丁さばきには、魚を置く位置が重要。
横から背に包丁を入れるとき、手をまな板の外に「落とせる」ように、手前(写真では右)に置きます。これにはなるほど! 写真の位置だと、まな板に指が当たってしまいますね。もう少し右寄りがベストポジション。
ごはんココットで炊いたお米は酢飯に。寿司酢をかけて、すぐうちわであおいでいませんか? まず混ぜて、その後あおぐのが正解。ごはんが熱いほうが味がなじむので、切るように混ぜたあと冷まします。粗熱が程よく取れた酢飯はピカピカの輝きに!
夏らしい「アジと柑橘のちらし寿司」が完成。江戸風の味付けのお惣菜、大きなストウブで作ったアラ汁とともに、賑やかにいただきました。
「和食の基本」というと、どこか敷居が高く思われる方も多いはず。でも今回は、古民家を改装した空間と旬の献立で、ずっと役立つワザを気負わず体験・・・そんな贅沢な時間を、たっぷり楽しんでいただけたことでしょう!