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2020/08/20
ツヴィリング のナイフをフィーチャーして毎月お届けしている、「ナイフ・オブ・ザ・マンス」。先月(7月) の記事 では包丁の部分名称や便利な使い方についてお話しました。その中で、各パーツや役割を知ることで、用途に合ったいい包丁が選びやすくなるとご案内しましたが、選択肢が多い包丁をどのように選んでいいのか悩む方もいらっしゃるかと思います。そこで、今月の「ナイフ・オブ・ザ・マンス」は「包丁の種類とその選び方」をご紹介します。
写真の商品はこちら : プロフェッショナルS 三徳包丁 18cm
初めて選ぶ包丁として、まずオススメしたいのが、「三徳包丁」。「万能包丁」とも呼ばれる、日本で生まれた包丁です。日本の伝統的な包丁のひとつである、長方形型 ブレード(刃身)が特徴の “菜切包丁”と、切っ先がとがった “シェフナイフ “のそれぞれのよいところを組み合わせて作られたとも言われています。そのため、お肉・お魚・お野菜と食材を選ばず、ブレードの直線部分と切っ先の両方を使うことで様々な切り方が可能です。
例えば、三徳包丁のブレードは直線部分が長いため、まな板に並行しながら切るのに向いています。その結果、幅の長いキャベツなど、大きな食材を切るときも、包丁を前方へ押して切る、”押し切り”がしやすく、食材の端がつながらずに千切りが楽に行えます。また、ブレードの幅も広いため、硬い食材でも力が入れやすく、簡単に切ることができます。刃渡りは、16cm~18cmのもので、手にもったときに軽すぎず、ある程度重みがあるものを選ぶと、安定感のある重さのバランスで手に馴染みやすく、使いやすい包丁になります。
写真の商品はこちら : TWIN® Fin II ペティナイフ 130mm
コンパクトな刃で作られることで小回りの利くように開発された「ペティナイフ」は、三徳包丁、もしくはシェフナイフと一緒に持ち、用途により使い分けると便利です。「ペティナイフ 」の刃渡りは、9cm~14cmくらいしかないため、細かい作業に向いています。また、刃先が尖っているので細かな飾り切りや果物の皮むきなどにも大活躍。忙しい朝は、「ペティナイフ 」と小さめまな板があれば、効率よく朝食が作れます。三徳包丁やシェフナイフなどに比べると軽いので、手が小さい女性にもオススメしたい包丁です。
写真の商品はこちら : ツヴィリング ディプロムシェフナイフ 210mm
「三徳包丁」を既に使ったことがあり、より大きな野菜やお肉の塊などを切る機会が多い場合は、「シェフナイフ」がオススメ。刃渡りが18cm~27cmと三徳包丁と比べて長いため、長い刃先を利用して、刺身のサクを切り分けたり、ローストビーフなどを薄くスライスするのにも適しています。また、そりの部分が長く、刃渡りの長さを活かして切ることができるから、つぶれてしまいがちな柔らかいパンもパンくずを出さすに、最後まできれいに切れます。
ちなみに、シェフナイフ が「牛刀」とも呼ばれることが多いのは、牛肉を食べる文化がなかった幕末から明治の頃に、食肉文化と共に西洋ナイフが日本に紹介されたため、欧米から紹介されたナイフを牛刀と呼ぶようになったと言われています。
写真の商品はこちら : ツヴィリング アーク コンパクトシェフ
毎日使える万能ナイフとして、ツヴィリングが新たに開発したのが「コンパクトシェフ」。刃渡りを短くすることで、女性にも扱いやすいように設計されたコンパクトなフォルムは、手の上の作業だけではなく、まな板でのカッティングにも向いています。短い刃でも、刃先の直線部分をキープすることで、押し切りをしやすくしています。
また、直線部分が長めに作られつつも、シェフナイフ特有の切っ先までの反り上がる曲線を活かした設計で作られているため、食材を薄くスライスする削ぎ切りにも適しています。しかも、ペティナイフのように切っ先を鋭角に仕上げているため、細かい作業にも最適。まさに、毎日の調理にぴったりな一本です。
様々な包丁をご紹介しましたが、気になる包丁はありましたでしょうか。用途に合わせた包丁を持つことで、調理作業がはかどり、料理の見た目や食感がグンと良くなります。毎日使うものだからこそ、お気に入りの包丁を選んでいただきたいと思います。
2020年8月31日(月)までの期間限定でスペシャルキャンペーンを開催中。期間中に三徳包丁をご購入頂くと、2本目に購入頂くナイフが50%オフでご購入頂けます。
対象商品はこちら
【期間】2020年8月20日(木)〜 8月31日(月)
【実施店舗】公式オンラインショップ、直営店