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2022/11/16
毎月ツヴィリングのナイフをフィーチャーしてお届けする、「ナイフ・オブ・ザ・マンス」。今月は「スライサー・筋引包丁」をご紹介します。
「スライサー」は、狭めの刃幅を活かして、塊のお肉を筋に沿って切ったり、食材を薄く切り分けるのに適したナイフ。ブレードは、似た形状と言われる「シェフナイフ(牛刀)」より細長いため、お肉を小さく切り分けるなどの細やかな作業やローストビーフなどの柔らかなお肉を薄く切るのにも向いています。さらに、スライサーは、ブロック状の魚の切り身(柵)を切り分ける時も便利。細くて長い刃渡りを活かし引いて切ることで、魚の断面の繊維をつぶさず丁寧にカットできます。
スライサーは、包丁のあごの部分から切っ先まで全体を使いながら切るため、ある程度の長さが必要。刃渡りが20cm〜24cm程度が一般的と言われています。
今回は、そんなスライサーの基本的な使い方を動画でもご紹介します。
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包丁の代表的な切り方として知られる「引き切り」は、包丁のあごの部分に食材をあて、手前に引き寄せるようにしながら、最後に切っ先がまな板に触れるように切る方法。スライサーは、この「引き切り」を使うことで、塊肉も刺身の柵も上手に切り分けることができます。
1. ツヴィリング プロフェッショナル“S”スライサー 20cm
1992年にドイツで発売されて以来、ヨーロッパではロングセラーとして人気が高いだけでなく、多くの日本人シェフからも愛用されている「プロフェッショナル“S”」。ドイツ製のナイフらしい、正統派フォルムのストレートハンドルとツヴィリングが独自に成分を配合した、サビに強く切れ味が長持ちするブレードが特徴。また、ヨーロッパのナイフ文化を感じさせる、ナイフの重みを利用して食材を切ることを得意とするナイフシリーズなので、今回ご紹介しているスライサーの特徴を余すところなく活かせる一本となっています。製品紹介
2. MIYABI 5000MCD 67 筋引包丁 24cm
左右から2種類の鋼材を交互に重ね合わせることで作り出される133層のダマスカス紋様が、波を彷彿とさせるデザインで人気の「MIYABI 5000MCD 67」。ブレードにある「雅」ロゴのゴールドカラーとの組み合わせも相まって、高貴な雰囲気を醸し出すナイフです。さらに鋼材には、最高の硬度を誇る「MC66パウダースチール」を使用することで、見た目の良さだけでなく、優れた切れ味とその持続性を備えています。製品紹介
3. MIYABI 5000FC-D 筋引包丁 24cm
異なる2種のダマスカス紋様がまるで光と影のように煌めくブレードが美しい「MIYABI 5000 FC-D」。握り心地に優れていると言われる「パッカーウッド」を使用することで、手にしっくりと馴染むハンドルには、モザイクピンとレッドスペーサーをあしらうことで、まるで和包丁を彷彿とさせる見た目が印象的なナイフ。製品紹介
まもなく迎えるホリデーシーズン。ローストビーフなどのお肉料理やおせち料理の準備、いつもよりちょっと豪華な料理を作る時にはスライサーのような包丁があれば、調理の下準備がスムーズに進みます。ぜひ店頭でご覧になってくださいませ。