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2023/02/09
ツヴィリング のナイフをフィーチャーしてお届けする「ナイフ・オブ・ザ・マンス」。今月は、ボブ・クレーマー シリーズより待望の新製品「ボブ・クレーマー キュミュラス (以下、キュミュラス)」をご紹介します。
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ボブ・クレーマー氏は、10年以上シェフを勤めた後にナイフビルダー(職人)に転向。後に “世界最高峰の包丁職人” と称されるようになった彼自作のナイフは、オークションで落札するか、抽選のみでしか手に入らないほど貴重なものに。あまりの人気ぶりに彼が自作するナイフは、入手不可能とまで言われています。
そんな彼の包丁を一般の方にも比較的手に取りやすい包丁となるよう開発されたのが ボブ・クレイマー シリーズ。彼の指導の元、切れ味、デザイン性、手になじむハンドルを兼ね備えたナイフを、岐阜県関市にあるツヴィリング 自社工場の職人が細部まで再現。ボブ・クレーマーのロゴが入ったナイフは、彼以外、世界で唯一、日本の工場でのみ作ることが許されています。
そんなボブ・クレーマー シリーズの中でも、熱狂的なファンを持つのがユーロステンレス シリーズ。中世より西洋の紋章にも見られる杉綾紋様を表現したダマスカス紋様は、このシリーズを一目で印象付けるシンボル的な存在。そして切れ味は「世界一切れるナイフ」としてテレビでも紹介されるまでに。
そんなユーロステンレスに比べ、今回の新作 キュミュラス はどこが違うのか。注目ポイントをご紹介します。まずは、「ユーロステンレス」と「キュミュラス」を以下の2画像で見比べてみてください。
上が今回発売となった キュミュラス、下がユーロステンレスです。どちらも刃渡りが180mmなのですが、見た目の印象が随分違うと思いませんか?大きな違いを生み出したのは「ハンドル」と「ブレード」の二つが違うから。
– 新ハンドル
まるで象牙のような高級感のある白ハンドルは、ボブ・クレーマー氏の新デザイン。モダンな印象も相まって、最近のキッチントレンドであるウッド調や明るい色の組み合わせのキッチンにもぴったり。また、色の違いだけでなく、ボブ・クレーマーシリーズの中でも最も細身に作られたハンドルは、丸みもあり持ちやすいため、より日本人の手にもフィットします。
綿や麻が原料の「ホワイトリネン マイカルタ」という素材を使うことで、しっとりと手になじむような握り心地をもたらします。さらに、マイカルタ材は、耐水性と耐久性があるため、衛生面で優れているのもグッドポイント!
– 新ブレード
「新品のナイフ以上の切れ味に甦らせる」とも言われるボブ・クレーマー氏の刃付けを再現した鋭利な切り口は今回も健在。その素晴らしい切れ味と共に、キュミュラスでは、ブレードの幅を狭くすることで、小回りがききやすくなりました。
今回ご紹介した ハンドルやブレードの変更により、従来のユーロステンレス製品と比べ、最大約20%の軽量化を実現。製品名と由来となった、キュミュラス (日本語訳 : 積雲)のように、白く軽やかでありつつも、存在感のあるナイフが誕生しました。
ブレードの鋼材は、ユーロステンレスシリーズと同様の「MC63パウダースチール」を採用。不純物が少ないため、刃こぼれしにくく切れ味が持続するナイフに。また、101層のダマスカス紋様が生み出す独創的な美しさのブレードが白いハンドルと組み合わさることで、新生活のシーズンにもふさわしい、軽やかな上品さも兼ね備えるナイフとなりました。
キュミュラスのラインナップは5種。
*以下の各製品の画像は見やすいサイズにてご紹介しております。
– パーリングナイフ (100 MM)
– ユーテリティナイフ (130 MM)
– シェフナイフ (160 MM)
– シェフナイフ (200 MM)
– 三徳包丁 (180 MM)
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抜群の切れ味だけではなく、今までにはない美しさも兼ね備えた 「キュミュラス」。キッチンで握るたびにワクワクさせるような逸品をぜひ店頭などでチェックしてみてください。
ただいま、以下の取り扱い店舗にて先行発売中となります。
・ZWILLING J.A. HENCKELS プロナイフセンター東京
・ZWILLING J.A. HENCKELS なんばパークス店
*一般発売は2023年3月予定