TOOLS
2017/09/14
刃物の世界的産地・岐阜県関市にあるZWILLING J.A. HENCKELS 日本工場。35モデル・約300種のナイフを製造し、ツヴィリングやMIYABIブランドの最高級クラスのナイフを中心に手がけています。
その一つが、「ボブ・クレーマー」シリーズ。世界最高のナイフビルダーがプロデュースしたナイフを、日本の職人技によって見事に再現した製品です。この秋、同シリーズの特別受注会を開催。「ユーロカーボン」のご注文を期間限定で承ります。詳細→ 公式オンラインショップへ
これを記念して、通常は非公開の関工場へインスタグラマーの方々をご招待。工場を実際に訪れてくださった、みなさんの投稿をご紹介します!
この日訪れたのは、@mizukudasaiさん、@utoshさん、@ouchigohan_ojisanさん、@misumisu0722さんの4名。当日もみなさんがストーリーズなどでシェアしてくださったので、気になられた方も多かったのではないでしょうか? ここからは、ツアーの様子をダイジェストでご紹介。
名古屋駅から車で約1時間、刃物関連メーカーが集まった関連合刃物協同組合の一角にZWILLING関工場は建っています。ドイツと日本の旗が揺れる社屋の奥に、双子マークを掲げた工場が隣接しています。
ドイツの最新技術を導入したマシンと伝統の職人技の共存が、「日独の知恵と技の融合」といわれる理由。ドイツ製マシンを使用しながらも、手作業の工程が意外に多いのが印象的だったよう。「ひずみ取り」は、刀鍛冶の技を彷彿とさせる作業ですね。
ブレードの焼き入れと急冷は、見どころの一つ。焼き入れ後、零下まで急冷と再加熱を行うのが「クリオデュア」「フリオデュア」という独自の技術。鋼材の組織を安定させ、ブレードにしなやかさと高い耐久性を与えます。
受注会モデル「ユーロカーボン」の製造過程も見ることができました。こちらは海外への出荷分。国内では、かつてごく限られた期間・店舗のみで販売されていました。今回、受注会でオーダーいただいたお客様のみ、受注生産を承ります。
ブレードと同様、ハンドルを研磨する工程も。左の研磨前と右の研磨後では、ずいぶん印象が変わります。磨き上げたハンドルは、美しいだけでなく手にフィットする独特のカーブを生み出します。
工場を回り終えたら、カッティングを体験。スタッフのレクチャー後、みなさんにもトマトを切っていただきました。こちらは、透けるほど薄いカットを一度で大成功させたutoshさん!思わず歓声の上がる切れ味の様子を、動画でご覧になった方もいらっしゃるかもしれないですね。
日々お料理に関わられているインスタグラマーの方々は、さすがみなさんお上手でした!このクオリティの一助となっているのが、ZWILLINGナイフで重視しているバランス。ある程度ナイフに重みを持たせ、食材に「入っていく」感覚が、スムーズな切れ味のポイントになっています。
刀作りの伝統に触れられる、「関鍛治伝承館」に立ち寄って終了。関の刃物とZWILLINGのナイフをたっぷり体感いただいた1日でした。
記事でもご紹介した「ボブ・クレーマー ユーロカーボン」は、9/15〜28の期間限定で受注会を開催。公式オンラインの他、一部直営店・百貨店でご注文いただけます。
カーボン(鋼)×真鍮×天然木をMIXした、ボブクレーマーらしい異素材のコンビネーション。クラリネットなどの楽器にも使われる高級木材「グラナディラウッド」を使用したハンドルは、使うほど手に馴染みます。
製品のお渡しは、今年の12月23日まで。特別なクリスマスプレゼントになりそうなアイテムを、機会があればぜひチェックしてみてください。→ 公式オンライン