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2018/04/26
第3回ワナベラボも、前回に引き続き「ワナベ炊飯」がテーマ。特にご希望が多い「3合炊き」をクローズアップします!
ストウブ ジャポネスク Wa-NABE の魅力をさぐるワナベラボ。「ワナベってどんな鍋?」と思っているあなたのためのwebワークショップです。STAUB・ZWILLINGのデモンストレーターを長く担当されている菅谷洋子さんのナビゲートで、ピコ・ココットとの違いやワナベに向く料理など、ワナベの特徴をお届けします。
もちもちでふっくら、美味しいご飯が炊けると定評のあるストウブ。その相性の良さから炊飯に特化した「ラココット de GOHAN」も開発され、2015年の発売以来ファンが増え続けています。
現在、S・Mの2サイズを展開している「ラ ココット de GOHAN」。昔ながらの「羽釜」をもとにした丸い形で、もっちりつやつやの絶品ごはんを炊き上げることができるんです。
「そんな評判を耳にして店頭を訪れるお客さまから、よく伺う一言があるんですよ」という菅谷さん。それが、「2合だとちょっと足りない」というご意見なんだそう。
ごはんココットで炊くおすすめの量は、Sは1合、Mは2合。お一人やご夫婦など、少人数分のご飯がびっくりするほどおいしく炊けるのが魅力ですが、食べ盛りのお子さんがいらっしゃる方など、一度にもっと炊けるお鍋を探している方も多いのだそう。
そんな方にぜひお伝えしたいのが「2合以上にぴったりなお鍋が見つかりました!」というニュース。ワナベのLサイズは、ごはんココットの美味しさはそのままに、「3合のご飯」が炊けるお鍋だったんです。
では、菅谷さんと一緒に早速炊いてみましょう。今回は、おすすめの「研ぎ方」も合わせてお伝えしますね。
まずお米を計量してザルに入れます。
そして、たっぷりと水を注ぎます。
前回「ワナベラボ②」でお伝えしたように、お米にしみ込むのは”研ぎはじめの水”。炊飯や研ぎでおいしい水にこだわっている方は、この一番最初に注ぐ水で使うと効果的ですよ。
水を注いだらすぐに、さっと米を水からあげます。このときは何もせず水をくぐらせるだけで大丈夫です。
2回目の水を注ぎます。このときの水の量はひたひたくらいです。
写真のように少なめの水を注いだら、指先でやさしく円を描くようにかき混ぜます。回数の目安は20回くらいです。
再び、お米を水から上げます。
3回目の水を注ぎます。今回の水の量は、かぶるくらいです。
ふたたび指先で軽く2まわし。円を描くように優しく研ぎます。
米を水から上げて、研ぎ上がり。しっかり水を切るか、ザルにあげて30分おきます。
ではここから、炊いていきます。研いだお米を、同量(3合なら540ml)の水とともにワナベLサイズに入れます。
蓋を開けたまま中火にかけます。フツフツと沸騰してきたら、鍋肌からしゃもじを入れて「の」の字を描くようにゆっくりと一混ぜします。
「混ぜることで、お米がより鍋の中で動きやすく、対流を促す働きがあるんですよ。お米が踊ることで全体から水分が入り込み、ふっくもちもちに炊き上げることができるんです。」と菅谷さん。
だんだん泡が大きくなり、写真のように大きな気泡と「カニ穴」と呼ばれる穴が出てきたら最大沸騰の状態。ここでひと呼吸おいて蓋を閉めることで、鍋中に圧力をかけより美味しく炊き上げられます。(詳しくは「ワナベラボ②」へ)蓋を閉めたら弱火にします。
弱火で12分炊いたら火を止め、蒸らしは約10分。そうして出来上がったのが、ツヤツヤの3合ごはん。3合でも、お米一粒がずっしり大きく、内側からモチっとハリのあるご飯に炊き上がりました。
ワナベLなら3号でもゆったり。底から側面のラインに丸みがあるので、使った方から「混ぜやすい」というお声をよくいただいています。ごはんにふんわり空気を含ませると、さらに美味しそう!
「ちょっと底の部分を見てみましょうか。ほら、ご飯がこびりつかずきれいに鍋肌が見えますね」。ワナベの内側は、ストウブの特徴である「マットエマイユ加工」。ごく細い凹凸で、こびりつきや焦付きが起こりにくい表面加工になっています。火力と時間さえきちんと合っていれば、ご飯もこのとおり。
ずいぶんたっぷり炊き上がってしまったので、どうしよう?と思ったのですが、心配は無用でした。菅谷さんが塩むすびを作ってくれたところ、あまりの美味しさに一同、即完食!
偶然通りかかったスタッフにおすそ分けしたところ、「ご飯って、炊き方で本当に変わるんですね。あんなに美味しいご飯を食べたのは、本当に初めてでした」と撮影から数ヶ月経った今も度々語るほど、「感動のごはん体験」だったようです。
「2合では足りないから・・・」と迷っていた方は、「ストウブ炊飯」の美味しさをぜひワナベLで体験してみてください。もちろんごはん以外にも、鍋料理や煮物など得意料理があるワナベ。「ワナベラボ」バックナンバーでもお伝えしていますので、ご覧になってみてください。
そろそろ暖かくなってきましたね。次の機会には、春夏に味わいたいひんやり美味しいお料理などもご紹介できたらと思います!