CHEF & BLOGGER
2018/06/11
料理と切っても切り離せないのがお酒。中でも、最近注目度が高まっているのがクラフトビールです。特徴的な味わいとストーリーが人気の「ヤッホーブルーイング」とストウブが、ビールと相性の良い料理=ペアリングをテーマにコラボ。ブルワーのなおGさんによる、クラフトビールに合うストウブレシピをご紹介します。メンバーしか読めない会報紙「よな里新聞」に掲載の「G’s キッチン」を、特別にお届けします!
第1回 よなよな TERIYAKIバーガー&よなよなエールへ
第2回目は、もうすぐやってくる「父の日」向けレシピ。厚切りビーフのちょっとリッチな肉料理には、コク深い「東京ブラック」がよく合います。牛肉と赤ワインのような絶妙のペアリングで、ビール好きのお父さんを喜ばせてあげてください。
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材料(2人分)
ローストビーフ
きのこのデュクセル
作り方
1、ローストビーフを作る。ローストビーフ用の調味料をすべて混ぜ合わせ、牛もも肉にまんべんなくまぶし15分ほどなじませる。ココットにオリーブオイルを入れ中弱火で熱し、牛もも肉の全面に焼き目を付ける。焼き目がついたら弱火にして蓋をし、5分経ったらひっくり返して火を止め、もう5分おく。牛もも肉を取り出し、アルミホイルに包んで30分休ませる。
2、デュクセルソースを作る。肉を焼いたココットにオリーブオイルを加える。きのこ、エシャロット、にんにくをみじん切りにし、ココットで弱火で炒める。きのこの水分が出てきたら白ワイン・塩こしょうを加え、水分がなくなるまで炒める。出来上がったら粗熱をとっておく。
3、パイで包む。ラップを広げ、牛もも肉を覆うくらいの広さで生ハムを重ねる。生ハムの上にデュクセルソースを塗り広げ、ローストビーフをのせて包む。冷凍パイシートを解凍し、肉を包めるくらいの大きさに伸ばし、生ハムで包んだローストビーフをきっちりと巻く。しっかり巻けたら乾燥しないようラップをかけて、冷蔵庫で10分休ませる。
4、焼く。パイを休ませている間にオーブンを200℃に予熱しておく。パイの表面に卵黄を塗り、180℃のオーブンで20-25分焼く。焼きあがったら肉汁が落ち着くまで常温で休ませて、切り分けたら完成!
このレシピに使用したアイテム:ピコココットラウンド
\ペアリングのワンポイント/
ヒントはボディの強さ
ビールにはボディの弱いものと強いものがあります。ボディとは簡単に言うと「コク」の深さのことです。例えば、「水曜日のネコ」はボディが弱いビール、「東京ブラック」はボディの強いビールです。
「東京ブラック」のボディ感には牛肉が相性ばっちり。さらにコーヒーを隠し味で加えることでビールの香ばしさとの相乗効果を狙いました。さらに、牛肉の香り成分の中に含まれる「ジアセチル」という成分にも注目しました。この「ジアセチル」は淡色ビールや白ワインの香りには合わないのですが、ポーターや赤ワインの香りとは喧嘩しないためペアリングしやすいのです。牛肉に赤ワインを合わせるように、「東京ブラック」を合わせてみてはいかがでしょう。
ビアジャーナリスト・藤原ヒロユキさんに聞いた「ペアリング」のコツもぜひご覧になってみてください。「東京ブラック」に当てはまる「ポーター」など、クラフトビールの種類も合わせて教えていただいていますよ。
ペアリングで、お料理もビールもさらに美味しさが広がるもの。次回の個性あふれるビールと、”なおG”さんのストウブ料理もどうぞお楽しみに!