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2018/06/20
夏には夏の楽
ストウブ ジャポネスク Wa-NABE の魅力をさぐるワナベラボ。「ワナベってどんな鍋?」と思っているあなたのためのwebワークショップです。STAUB・ZWILLINGのデモンストレーターを長く担当されている菅谷洋子さんのナビゲートで、ピコ・ココットとの違いやワナベに向く料理など、ワナベの特徴をお届けします。
ふだんの和食にぴったりなワナベ。煮物や鍋物、汁ものなどが得意な料理です。共通点は、「泳がせ調理」。食材がゆらゆら泳ぐくらいの水分で煮込む料理に特に適しています。
その秘密は、アールのついた側面。コロンと丸い形で鍋の中に「対流」が起きるので、食材にしっかり味が染み込んで料理が美味しく仕上がるんです。特にその良さが実感できるのが、「お出汁」の美味しさが決め手のメニュー。夏なら、ひんやり冷たいお出汁で味わいたいですね。そこで、菅谷さんが教えてくれたのが「夏のおでん」です!
「おでんや鍋物といえば、やっぱり寒い時期の料理。でもちょっと変化をつければ、夏ならではの楽しみ方ができるんですよ。」と菅谷さん。
「たとえばおでんも、冬は1時間以上煮込んで、汁は茶色く大根もトロトロ、なんておでんが美味しいですよね。逆に夏は、さっと煮・さっと蒸し・さっと茹でがおすすめ。暑い時期に、長時間火を使わないのもいいですね」
ストウブを夏に敬遠している方は、じっくり煮込む冬の料理をイメージしているからかも。夏には、「さっと調理」に活用してみてください。では早速、さっと調理版・夏のおでんを作ってみましょう。
ひんやり冷たいお出汁が夏には格別。ワナベの丸い側面が対流を促すので、短時間加熱でも具材にしっかり出汁がかぶり味が行き渡ります。さっと火にかけて、予熱調理で味が染み込むおいしさはストウブならでは。前の晩に作って朝に冷蔵庫へ入れておけば、帰ったらすぐに美味しく食べられます。トマトのリコピン、タコのタウリンは夏バテ防止と疲労回復にも効果的。
材料
A
1、トマトの湯むき用に、鍋に湯を沸かします。トマトのヘタを取るときは、写真のようにナイフにタオルを巻くと便利。包丁の柄ではなく、先端に近い部分をタオルの上から握ります。そうすると、包丁の先を使って安全にヘタのまわりをくり抜けます。トマトを持つ方の手は、台につけておくと安定します。
2、湯が沸いたら、隣に氷水を用意しておきます。トマトに十字に切れ目を入れ、湯に入れます。皮がはじけてきたら氷水に取り、切れ目から皮をむくと綺麗にむけます。
3、オクラは、塩少々をふって板ずりにします。周りの産毛が取れて口当たりがよくなります。
4、ガクの周りをくるっと取り除きます。切り落とすよりトロミが鍋の中に出ず、見た目も美しくなりますね。お湯を沸かしてさっと湯通ししておきます。
5、タコは、足を切り離します。写真のように足を開くようにすると簡単です。
6、鍋に湯400mlを沸かし酒大さじ1(分量外)を入れ、タコを1分ほど下茹でします。こうしておくと、出汁がタコの色で赤く染まりません。
7、ワナベLに水と出汁パック2袋を入れ、沸騰後中火で5分煮出して取り出します。Aを加えて調味します。
8、出汁が煮立ったら、タコとうずらの卵を入れます。再び煮立ったら、トマトと練り物を加えます。オクラはここで加えても、色が変わらないよう後で足してもお好みで。蓋をして加熱し、煮立ったら塩で味を整え、火を止めます。蓋を開けて冷まし、粗熱が取れたら鍋ごと冷蔵庫で冷やして出来上がり。器に取り分け、お好みで辛子を添えてどうぞ。
おでんの決め手は下ごしらえとお出汁。そこは手を抜かず、うずらの卵は水煮を使うなど上手に手を抜いて。たこは加熱しすぎると固くなるので、煮込まずさっと煮立てるイメージで仕上げましょう。
冷やしていただく料理は塩気を感じにくいので、味付けをしっかり目にするのもポイントです。
今回の記事では、「だし処こがね」さんの出汁パックを使用しました。冷やしおでんにおすすめなのは「かつお節、イワシ煮干し、椎茸、昆布」のミックスタイプ。出汁のおいしさがポイントのメニューなので、ぜひ質のいいお出汁で試してみてください。
「だし処こがね」のサイトへ→ https://bit.ly/2MB9Plu
ただいま公式オンラインでは、期間限定でワナベご購入の方全員に「だし処こがね」の出汁パックをプレゼント!なくなり次第終了につき、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
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