CHEF & BLOGGER
2018/10/17
「旅と食」をテーマに、現在コラボキャンペーンを開催中のツヴィリングとルフトハンザ。旅するような料理の写真を募集するインスタ投稿キャンペーン、Twitterでのフォロー&リツィートを実施中です。
これを記念したワークショップを先月元町クッキングスタジオで開催。「ツム・アインホルン」野田浩資シェフをお迎えし、3品のドイツ料理を教えていただきました。
「ドイツ修道院のハーブ料理」などの著作をお持ちの野田シェフ。日本におけるドイツ料理の第一人者として知られています。
今回のテーマは、12世紀ドイツの修道女・ヒルデガルト。「ハーブをたっぷり使った料理は、少し意外に感じられるかもしれません。最近の健康志向の高まりによって、ヒルデガルトはドイツをはじめ再び注目が集まっているんですよ」というお話しに、どんなドイツ料理に出会えるのか楽しみです。
珍しい「ガランガー」という食材も。ヒルデガルトの薬草学では心臓病の特効薬とされているそうで、日本でもタイ食材店などで取扱されていることがあるそう。小片をかじらせてもらうと、さっぱりした生姜のような味わいです。では、さっそく一品目のスープへ。
【ズッキーニのクリームスープ】
材料(4人分)
ズッキーニはよく洗って皮付きのまま厚めの筒切りにします。ココットにだいぶ油を入れ弱火にかけ、ズッキーニを入れ色がつかないように炒めます。塩で味をつけ、ガランガーを加えます。
水2.5カップを加え、沸騰したら弱火にし、15分煮込みます。
すべてをミキサーに入れ、クリーミーになるまで攪拌し、鍋に戻します。生クリームを加えて温め、塩コショウで味をととのえ、盛り付けてミントの葉を飾って出来上がりです。
つづいてはメインの肉料理。
【フィレポークのパン粉付け クルミ風味 グリーンソース】
材料(4人分)
グリーンソース
まずはグリーンソースから。葉物類をミキサーに入れて攪拌し、細かくなったら少量のマヨネーズを加えて混ぜます。
ボールに写し、マヨネーズを少しずつ加えて合わせます。マスタードとレモン汁、塩、コショウで味をととのえます。
豚肉に塩、コショウ、小麦粉をまぶします。塩は、ドイツの岩塩などがあればより風味豊かに。
片面のみ、ガランガーをまぶし同様に粉と塩コショウします。卵をくぐらせた肉にパン粉をしっかりつけます。パン粉には、クルミを入れることでさらに香ばしい美味しさに。
少し茶色いパン粉は、シェフの自家製。「ブロッチェン」というドイツパンをミキサーにかけると最高ですが、なければバゲットでも。香りがぐんと豊かになるのでおすすめだそう。フライパンにバターを入れ中火で両面を焼いて、盛り付けてグリーンソースを添えて出来上がりです。
それでは最後のメニュー、サラダです。
【キノコのサラダ 香草風味】
材料(4人分)
サラダ用
「葉っぱは冷たく、キノコは温かく」楽しみたいのがこのメニュー。まずサラダの葉を一口大に切り、パプリカは細切りにします。ディルとクレソンの葉を和えて、塩コショウ、ヴィネガー、オイルで味を整えます。
キノコ類を小さめに切り、フライパンを強めの火にかけオリーブオイルで炒めます。途中でニンニクと玉ネギを加えて炒めます。玉ネギとニンニクは、後から入れることで食感が楽しめる仕上がりに。
パセリとマジョラムを加え、塩コショウで味を整えます。キノコは水分が出ると美味しくないので、手早く炒め、塩を後から入れるのもポイント。サラダの上にキノコを盛り付けて出来上がりです。
3品の料理が完成!サラダに入れたディルは痛風の方や、消化吸収の促進に効果的。キノコは抗菌、コレストテロールや高血圧などに。今日の料理の食材は、ヒルデガルトのハーブ療法を元に、健康と栄養にも関連したものばかりなのだそう。みなさんお試食タイムにも、お料理に関するいろいろな豆知識を野田シェフが話してくださいました。
まるでドイツの旅先のレストランのようなお料理の数々に、ご参加の方々も大満足。ぜひみなさんも今回ご紹介したレシピにチャレンジして、インスタグラム投稿キャンペーンにも応募してみてくださいね。
グランプリの方には、ルフトハンザで旅するドイツ往復航空券をプレゼント。次は、実際にヨーロッパの街角でこんなお料理を楽しんでいるかもしれないですね!