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2019/04/04
毎日のようにお料理に活躍するストウブ。どんどん使ってくださっている方ほど、「ついうっかり、焦がしちゃった!」という経験があるのでは?
キレイにしているつもりでも、いつの間にか汚れがつくもの。あなたのストウブ鍋にも、写真のようにうっすら底に汚れがつくことはありませんか。この正体も実は「コゲ」なんです。
煮物などをハデに焦がしてしまった場合も、うっすら付いた焦げも、魔法のようにキレイになるお手入れ方法をご紹介します。
その方法は、ズバリ「重曹(じゅうそう)」。ストウブなど鋳物ホーローの汚れ落としには重曹、という解決法は有名なので、聞いたことがある方も多いかもしれません。
しかも、コツさえ押さえればほぼ放っておくだけの手軽さも魅力。ストウブの鍋底にこびり付いた焦げを、ゴシゴシ取るのは大変そう・・・と思うとぐったりしてしまいますが、この方法ならご飯の準備や家事の合間にもカンタンにできます。
では、手順をご紹介します。鍋に水を入れ、重曹を鍋底全体に広げるように入れます。弱火にかけると、水が沸騰して重曹がだんだん溶けてきます。水が少なくなったら、少し足しましょう。
そのまま沸かし、重曹が溶けて水がほぼ透明になったら火を止めて、鍋が冷めるまで待ちます。写真のように、鍋のフチに重曹が白く付くことがありますが、水洗いで落ちるので気にしなくても大丈夫です。鍋底に大きな焦げが付いている場合は、ここで菜箸などを使ってやさしくこすって取りましょう。
鍋が冷めて、重曹を洗い落とすとこの通り。うっすら付いていた焦げ汚れがすっかりキレイになりました。
汚れを落とした後はぜひ、鍋肌を守るシーズニングのお手入れを。 →シーズニングはこちら
「鍋の外側の焦げ付きが気になる!」という方にも、重曹がおすすめ。重曹と水を同量ずつくらいに混ぜて、写真のようにトロッとしたペーストを作ります。
気になる部分に重曹ペーストを塗り付けて、汚れをやさしくこすり落とします。だんだん重曹に茶色い汚れが移り、ストウブを傷つけることなくキレイにすることができます。
重曹ペーストを水で洗い落として出来上がり。外側の茶色い汚れは、メラミンスポンジでも落とすことができます。もし内側の焦げも一緒にお手入れする場合は、重曹で内外をキレイにするのがおすすめです。
お手入れで良い状態をキープすれば、愛用のストウブがさらに楽しく使えるもの。たまにはちょっと手をかけたメンテナンスで、お気に入りの道具をぜひ長くお使いくださいね。